
3学会合同呼吸療法認定士の資格更新について、**「更新の時期」「必要な点数」「費用」**の3つのポイントを分かりやすくまとめました。
3学会合同呼吸療法認定士 認定更新の要点
呼吸療法認定士の資格は5年ごとの更新制です。認定を継続するためには、期間内に所定の手続きを完了させる必要があります。
1.更新の時期・スケジュール
資格の有効期間は、認定証に記載されている日から5年間です。更新手続きは、その有効期間の最終年に行います。
- 更新申請 受付期間:
- 認定5年目の4月1日 ~ 9月30日
- 例: 認定証の有効期間が「2025年12月31日まで」の方は、2025年4月1日~9月30日が申請期間です。
- 手続き方法:
- オンライン申請(呼吸療法認定士マイページから手続き)
- 新しい認定証の交付:
- 更新手続きが完了すると、翌年(認定6年目)の1月中旬頃に新しいデジタル認定証(オープンバッジ)が交付されます。
【重要】 申請期間内に手続きを行わないと、資格を失効してしまいます。前倒しでの申請もできないため、必ず指定された期間内に手続きを済ませましょう。
2.必要な点数
更新には、認定証の有効期間内(5年間)に、認定委員会が指定する学会やセミナーに参加して合計50点以上を取得する必要があります。
- 必要な合計点数: 50点
- 点数の取得方法(例):
- 学会への参加:
- 日本呼吸療法医学会 学術集会: 20点
- 日本呼吸器学会 学術講演会: 20点
- 日本麻酔科学会 学術集会: 20点
- セミナーの受講:
- 日本呼吸療法医学会セミナー: 25点
- 地域の呼吸療法セミナーなど: 12.5点~25点
- 演題発表など:
- 筆頭演者や座長を務めると、さらに点数が加算されます。
- 認定更新のためのe-ラーニング講習会:
- 認定期間の4~5年目に受講可能で、これだけで60点を取得できます。計画的に点数を取得できなかった場合の救済措置的な意味合いが強い講習会です。
- 学会への参加:
【ポイント】
- 取得した点数が50点を超えても、次回の更新に繰り越すことはできません。
- 点数取得の証明として、学会やセミナーの参加証(ネームカード)や修了証の写しが必要になるため、大切に保管してください。
3.費用
更新にかかる費用は、主に「更新登録料」と、点数取得のための「学会・セミナー参加費」です。
- ① 更新登録料:
- 3,500円(消費税込)
- 更新申請手続きの際に、オンラインで決済します。
- ② 点数取得のための費用(自己学習費):
- これは参加する学会やセミナーによって大きく異なります。
- 例1:自分で計画的に学会・セミナーに参加する場合
- 地域のセミナー(数千円)や主要学会(1~2万円程度)に数回参加して50点を取得。
- 総額の目安: 1万円~4万円程度
- 例2:認定更新のためのe-ラーニング講習会を受講する場合
- 講習会受講料: 12,000円(これで60点取得可能)
【節約のヒント】 費用を抑えたい場合は、e-ラーニング講習会に頼るのではなく、5年間で計画的に地域の安価なセミナーや主要な学会に参加して50点を取得するのがおすすめです。
ご自身の認定証の有効期限を確認し、計画的に更新準備を進めてください。