エールビールとは?

エールビールと呼ばれているビールは日本でいうクラフトビール(工芸品という意味)で地方なんかで小規模で作られていたりします。

エールビールは、上面発酵酵母を使用し、高温で発酵させるビールの総称で、豊かな香りと複雑な味わいが特徴です。以下にエールビールの特徴と有名なエールビールを紹介します。

エールビールの特徴

  1. 発酵方法:
    • 上面発酵酵母(Saccharomyces cerevisiae)を使用。
    • 高温(15~24°C)で発酵させる。
    • 発酵期間は短く、数日から数週間で済む。
  2. 味わい:
    • フルーティーで複雑な香りが特徴。
    • ホップやモルトの風味が強く、バラエティ豊かなフレーバーが楽しめる。
  3. 色合い:
    • 非常に幅広く、淡色のものから濃い色のものまで様々。
  4. 泡立ち:
    • しっかりとした泡立ちがあり、アロマを閉じ込める。

有名なエールビール

ペールエール (Pale Ale)

  1. シエラネバダ ペールエール(アメリカ)
    • アメリカンペールエールの代表。シトラス系のホップの香りとバランスの取れたモルトの甘み。
  2. バス ペールエール(イギリス)
    • トラディショナルなイギリスのペールエール。マイルドなホップの苦味とモルトの甘みが特徴。

インディアペールエール (IPA)

  1. ストーン IPA(アメリカ)
    • トロピカルフルーツやシトラスのアロマが強く、苦味がしっかりと効いている。
  2. ブリュードッグ パンク IPA(スコットランド)
    • フルーティーでホップのアロマが豊か。バランスの取れた苦味が特徴。

スタウト

  1. ギネス ドラフト(アイルランド)
    • 世界的に有名なスタウト。クリーミーな泡とローストモルトの深い味わいが特徴。
  2. オハラズ アイリッシュ スタウト(アイルランド)
    • トラディショナルなアイリッシュスタウト。コーヒーやチョコレートのフレーバーが感じられる。

ポーター

  1. フラーズ ロンドンポーター(イギリス)
    • トラディショナルなポーター。チョコレートやコーヒーのフレーバーが特徴。
  2. ボルチモア チョコレート ミルク ポーター(アメリカ)
    • 甘みがあり、チョコレートとコーヒーのフレーバーが強い。

ヴァイツェン (Weizen)

  1. エルディンガー ヴァイスビア(ドイツ)
    • バナナやクローブのようなフルーティーな香りが特徴のヘーフェヴァイツェン。
  2. パウラナー ヘーフェヴァイスビア(ドイツ)
    • フルーティーでスパイシーなアロマ。バランスの取れた味わい。

ブラウンエール

  1. ニュッカッスル ブラウンエール(イギリス)
    • トースティーなモルトフレーバーとほのかなキャラメルの甘みが特徴。
  2. ドッグフィッシュヘッド インディア ブラウンエール(アメリカ)
    • モルトの甘みとホップの苦味がバランス良く調和したビール。

エールビールは、その多様なスタイルと豊かなフレーバーが特徴です。ペールエール、IPA、スタウト、ポーター、ヴァイツェン、ブラウンエールなど、さまざまなエールビールがあり、それぞれ独自の魅力を持っています。これらのビールを試すことで、エールビールの奥深さと多様性を楽しむことができます。

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