エールビールと呼ばれているビールは日本でいうクラフトビール(工芸品という意味)で地方なんかで小規模で作られていたりします。
エールビールは、上面発酵酵母を使用し、高温で発酵させるビールの総称で、豊かな香りと複雑な味わいが特徴です。以下にエールビールの特徴と有名なエールビールを紹介します。
エールビールの特徴
- 発酵方法:
- 上面発酵酵母(Saccharomyces cerevisiae)を使用。
- 高温(15~24°C)で発酵させる。
- 発酵期間は短く、数日から数週間で済む。
- 味わい:
- フルーティーで複雑な香りが特徴。
- ホップやモルトの風味が強く、バラエティ豊かなフレーバーが楽しめる。
- 色合い:
- 非常に幅広く、淡色のものから濃い色のものまで様々。
- 泡立ち:
- しっかりとした泡立ちがあり、アロマを閉じ込める。
有名なエールビール
ペールエール (Pale Ale)
- シエラネバダ ペールエール(アメリカ)
- アメリカンペールエールの代表。シトラス系のホップの香りとバランスの取れたモルトの甘み。
- バス ペールエール(イギリス)
- トラディショナルなイギリスのペールエール。マイルドなホップの苦味とモルトの甘みが特徴。
インディアペールエール (IPA)
- ストーン IPA(アメリカ)
- トロピカルフルーツやシトラスのアロマが強く、苦味がしっかりと効いている。
- ブリュードッグ パンク IPA(スコットランド)
- フルーティーでホップのアロマが豊か。バランスの取れた苦味が特徴。
スタウト
- ギネス ドラフト(アイルランド)
- 世界的に有名なスタウト。クリーミーな泡とローストモルトの深い味わいが特徴。
- オハラズ アイリッシュ スタウト(アイルランド)
- トラディショナルなアイリッシュスタウト。コーヒーやチョコレートのフレーバーが感じられる。
ポーター
- フラーズ ロンドンポーター(イギリス)
- トラディショナルなポーター。チョコレートやコーヒーのフレーバーが特徴。
- ボルチモア チョコレート ミルク ポーター(アメリカ)
- 甘みがあり、チョコレートとコーヒーのフレーバーが強い。
ヴァイツェン (Weizen)
- エルディンガー ヴァイスビア(ドイツ)
- バナナやクローブのようなフルーティーな香りが特徴のヘーフェヴァイツェン。
- パウラナー ヘーフェヴァイスビア(ドイツ)
- フルーティーでスパイシーなアロマ。バランスの取れた味わい。
ブラウンエール
- ニュッカッスル ブラウンエール(イギリス)
- トースティーなモルトフレーバーとほのかなキャラメルの甘みが特徴。
- ドッグフィッシュヘッド インディア ブラウンエール(アメリカ)
- モルトの甘みとホップの苦味がバランス良く調和したビール。
エールビールは、その多様なスタイルと豊かなフレーバーが特徴です。ペールエール、IPA、スタウト、ポーター、ヴァイツェン、ブラウンエールなど、さまざまなエールビールがあり、それぞれ独自の魅力を持っています。これらのビールを試すことで、エールビールの奥深さと多様性を楽しむことができます。