ソーラーパネルの導入費用についてまとめ

ソーラーパネルの導入費用は、2026年現在の相場として1kWあたり約25万〜33万円程度が目安です。

一般的な家庭(4kW〜5kW程度)であれば、総額で100万円〜150万円前後になるケースが多くなっています。

1. 容量別の費用目安(本体・工事費込み)

設置するパネルの量によって、以下のように総額が変わります。

設置容量費用の目安主な世帯イメージ
3kW約80万〜110万円少人数世帯、屋根が小さい家
4kW約110万〜140万円3〜4人家族(標準的)
5kW約130万〜165万円オール電化、売電を重視したい家
6kW約150万〜200万円大家族、電気自動車を所有

2. 初期費用を左右する要因

「安く済むか、高くなるか」の分かれ目は以下のポイントです。

  • 新築か後付けか: 新築時に設置すれば、住宅建築用の足場をそのまま使えるため、後付けより10万〜20万円ほど安く抑えられます。
  • メーカー選び: 国内メーカー(シャープ、パナソニックなど)はサポートが手厚く高め、海外メーカー(カナディアンソーラーなど)はコストパフォーマンスに優れる傾向があります。
  • 蓄電池の有無: 最近は「蓄電池」をセットで導入する方が増えていますが、その場合はプラスで100万〜150万円程度必要になります。

3. 結局、元は取れるの?

【2026年最新版】太陽光発電(5kW)の20年間トータル見積もり

※標準的な戸建て住宅(5kW設置)を想定

項目時期金額(目安)備考
1. 初期導入費用0年目約135万円本体、架台、工事費、申請代行込み
2. 定期点検費用4〜5年毎約10万円20年間で計4回実施と想定
3. パワコン交換費用10〜15年目約35万円精密機器のため1回は交換が必要
4. 廃棄・撤去費用20年目〜約35万円足場代、運搬、リサイクル料込み
合計(支出総額)約215万円

各項目の詳細解説

① パワーコンディショナの交換(35万円)

パネル自体は20〜30年持ちますが、電気を変換する「パワーコンディショナ」は家電に近く、10〜15年で寿命を迎えます。

  • 2026年現在の交換相場は本体20万円+工事費15万円程度です。

② メンテナンス費用(20年で10万円)

義務ではありませんが、4年に1度程度の点検が推奨されています(1回約2.5万円)。2026年以降は、安全性の観点から定期点検の重要性がより強調されるようになっています。

③ 廃棄費用の「強制積立」について

2024年度から本格導入された制度により、FIT(売電)期間の後半10年間で、売電収入から自動的に廃棄費用が差し引かれる仕組みになっています。

  • そのため、20年後に「いきなり35万円を現金で用意する」必要はなく、実質的には売電収入がその分減る形で「前払い」している状態になります。

20年後の収支シミュレーション(参考)

これだけの費用をかけて「元が取れるか」の目安です。

  • 電気代削減+売電収入: 年間 約15万〜18万円
  • 20年間の合計メリット: 約300万〜360万円
  • トータル収支: メリット(300万〜) ー 支出(215万) = 約85万円〜のプラス

2026年の注目ポイント 

現在は「電気を買う価格」が「売る価格(FIT)」を大きく上回っているため、売るよりも「自分の家で使い切る(蓄電池とのセット)」方が、20年間のトータルメリットはさらに1.5倍ほど大きくなる傾向にあります。