ブログプラットフォーム(アメブロ・note・WordPress)の利用者数について

それぞれのブログプラットフォームの利用者数について、最新の情報を基にまとめてみました。ただし、「利用者数」の定義がサービスによって異なる(会員数、月間アクティブユーザー数、ウェブサイト数など)ため、それぞれの指標で説明します。

1. アメブロ (Amebaブログ)

アメブロは、日本国内で非常に多くのユーザーを抱える大手ブログサービスです。

  • 会員数:9,200万人以上(2024年9月時点の発表)
    • これは「Ameba」全体の会員数であり、ブログだけでなく、アメーバピグなどの関連サービスを含む数値です。
  • 月間利用者数(MAU – Monthly Active Users):2,900万人(2025年3月時点の発表)
    • これはブログサービス単体の月間のユニークな利用者数を示しています。
  • ブログでの累計記事投稿数: 28億件以上
  • 収益を得ているブロガー数: 4.5万人(アメブロサイト掲載情報)

アメブロは非常にユーザー数が多く、特に女性層や芸能人の利用が目立ちます。コミュニティ内でアクセスを集めやすいという特徴があります。

2. note (ノート)

noteはクリエイターのコンテンツ販売に強みを持つプラットフォームです。

  • 会員数:1,000万人を突破(2025年6月時点)
    • サービス開始から8年目で500万人を突破し、その後3年間で倍増しています。
  • 月間アクティブユーザー数(MAU):6,574万人(2024年11月末時点)
    • 会員登録なしで記事を読むユーザーも含まれるため、会員数よりも多い数値となります。

noteは、有料コンテンツの販売を目的としたクリエイターや、質の高い情報発信を求めるユーザーが多く集まっています。

3. WordPress (ワードプレス)

WordPressは、特定のプラットフォームが運営しているわけではなく、CMS(コンテンツ管理システム)の一種であり、世界中のウェブサイト構築に利用されています。そのため、「利用者数」の定義が他の2つとは大きく異なります。

  • 世界のウェブサイトにおけるWordPressのシェア率:
    • CMSを使用している全ウェブサイトのうち、約62.4%(最新のデータでは64.2%とも)がWordPressを使用しています。
    • これは、**世界の全ウェブサイトの約43.7%**に相当します。
    • 約4億9,300万のウェブサイトがWordPressで構築されているとされています。
  • 日本国内のウェブサイトにおけるWordPressのシェア率:
    • **約84.4%**というデータもあります。これは世界平均よりも高い数値です。

WordPressの場合、「利用者数」というよりも「利用されているウェブサイトの数」でその規模が示されます。個人ブログから企業サイト、ECサイトまで、非常に幅広い種類のウェブサイトがWordPressで運営されており、その数は圧倒的です。


まとめ

プラットフォーム主な利用者数の指標規模感(おおよそ)
アメブロ会員数 / 月間利用者数(MAU)会員数9,200万人以上 / 月間利用者数2,900万人
note会員数 / 月間アクティブユーザー数(MAU)会員数1,000万人以上 / 月間アクティブユーザー数6,574万人
WordPressウェブサイト構築シェア率 / サイト数世界の全ウェブサイトの約4割 / 約4億9,300万サイトがWordPressで構築されている

それぞれのプラットフォームは異なる「利用者層」と「エコシステム」を持っています。アメブロは「プラットフォーム内の交流」、noteは「コンテンツ販売とクリエイターコミュニティ」、WordPressは「自律的なウェブサイト運営と最大級の自由度」に強みがあります。

あなたのブログの目的やターゲット層によって、最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。