日本で売られているほとんどのビールはラガービールですがそんなラガービールってどんなビールなのか特徴なんかを書いていきます。
ラガーは世界中で広く飲まれているビールスタイルの一つで、特にそのクリアでクリーンな味わいが特徴です。ラガーの特徴と有名なラガービールを紹介します。
ラガーの特徴
- 発酵方法:
- 低温で発酵させる底部発酵酵母(Saccharomyces pastorianus)を使用します。
- 発酵温度は7~13°Cと低く、発酵期間はエールよりも長く、通常数週間から数ヶ月かけて発酵・熟成させます。
- 味わい:
- クリーンでクリスプな味わいが特徴。
- モルトとホップのバランスが取れており、フレーバーは控えめ。
- 軽やかで爽やかな飲み口。
- 色合い:
- 色は淡いゴールドから濃いブラウンまで幅広いですが、一般的には淡色が多い。
- 泡立ち:
- しっかりとした泡立ちで、長持ちする泡が特徴。
有名なラガービール
ピルスナータイプ
- アサヒスーパードライ(日本)
- 辛口でクリアな味わいが特徴のドライビール。
- 日本国内だけでなく海外でも人気。
- キリン一番搾り(日本)
- 一番搾り製法により、麦の旨味を引き出したまろやかな味わい。
- サッポロ黒ラベル(日本)
- クリーミーな泡とバランスの取れた味わいが特徴。
- サントリーモルツ(日本)
- 豊かな麦の香りとクリアな後味。
- プラハの星(チェコ)
- オリジナルのピルスナーで、ホップの香りと苦味が特徴。
ヘレス(Helles)
- パウラナー ヘレス(ドイツ)
- バイエルン地方の伝統的なヘレス。まろやかでモルトの甘さが感じられる。
- アウグスティナー ラガービア(ドイツ)
- 軽やかでバランスの取れた味わい。モルトの甘みと軽い苦味が特徴。
デュンケル(Dunkel)
- ホフブロイ デュンケル(ドイツ)
- ダークビールの代表格。ローストモルトの香ばしさとカラメルの甘みが感じられる。
- アイエンガー アルトバイリッシュ デュンケル(ドイツ)
- 深いブラウン色で、トーストやチョコレートのような風味。
シュヴァルツビア(Schwarzbier)
- ケストリッツァー シュヴァルツビア(ドイツ)
- ダークビールでありながら、軽やかでスムーズな飲み口。コーヒーやダークチョコレートの風味。
ボック(Bock)
- アイエンガー セレブレータ ドッペルボック(ドイツ)
- 濃厚でリッチな味わい。カラメルやトフィーの甘みが感じられる。
- パウラナー サルバトーレ(ドイツ)
- ドッペルボックの代表。深いモルトの風味とアルコールの温かさが特徴。
アンバーラガー(Amber Lager)
- デサキス(アメリカ)
- アンバー色のラガーで、キャラメルのようなモルトの甘さとホップのバランスが良い。
ラガーはその多様なスタイルとバランスの取れた味わいから、多くの人々に愛されるビールです。日本では特にピルスナータイプのラガーが人気ですが、世界中にはさまざまなラガースタイルがあり、それぞれに独自の魅力があります。これらのラガービールを試してみることで、その多様性と奥深さを楽しむことができるでしょう。
ラガービールの他にエールビールという種類もあるので気になった方はそちらも読んでみて下さい。