尿路結石治療(ESWL/TUL/PNL)での生命保険・医療保険給付金はいくらもらえるのかについて

尿路結石の治療で医療保険(入院・手術保障中心)から給付金を受け取れる場合がほとんどです。一方、生命保険(死亡・高度障害保障中心)では直接給付対象外ですが、一部の商品に医療特約が付帯していれば医療保険と同様の給付が発生します。給付額は保険商品・加入時の保障額・手術倍率により異なり、一律の金額ではありません。以下は一般的な目安(2024-2025年時点の保険会社データに基づく)で、個別確認を強く推奨します。請求には診断書・領収書等が必要です。

給付金の基本計算式

  • 入院給付金: 入院日数 × 日額(例: 5,000円/日)
  • 手術給付金: 入院日額 × 倍率(手術の重さで5倍〜40倍。尿路結石治療は主に10〜20倍
    • 例: 日額5,000円 × 20倍 = 10万円
    • 日額10,000円 × 20倍 = 20万円
  • 通算限度: 生涯で複数回OK(商品によるが、60日以内に1回限度が多い)
  • 対象外例: 自然排出のみ(入院・手術なし)、待機期間内、既契約不履行

治療別給付金目安

治療法入院期間目安手術倍率目安(一般医療保険)給付金例(日額5,000円プラン)給付金例(日額10,000円プラン)備考
ESWL(体外衝撃波砕石術)日帰り〜3日10〜20倍 (「体外衝撃波結石破砕術」として対象。SOMPOひまわり生命等で確認済み)入院: 1.5〜1.5万円 手術: 5〜10万円 
合計: 6.5〜11.5万円
入院: 3〜3万円 手術: 10〜20万円
合計: 13〜23万円
外来手術でも給付OK。複数回で追加給付可(60日限度)。 
TUL(経尿道的尿管砕石術)3〜5日15〜20倍 (「経尿道的尿管結石破砕術」として対象)入院: 1.5〜2.5万円 手術: 7.5〜10万円 
合計: 9〜12.5万円
入院: 3〜5万円 手術: 15〜20万円
合計: 18〜25万円
ステント留置で入院延長時追加。レーザー砕石が手術認定。 
PNL(経皮的腎砕石術)5〜10日20〜30倍 (「経皮的腎結石除去術」として対象。侵襲度高め)入院: 2.5〜5万円 手術: 10〜15万円 
合計: 12.5〜20万円
入院: 5〜10万円 手術: 20〜30万円 
合計: 25〜40万円
大結石向けで倍率高め。出血管理で入院長引く場合多め。 
  • 合計給付の全体目安: 標準プランで5〜20万円(治療法・日数による)。高額療養費制度(月上限8〜10万円)と併用で実質負担軽減。
  • 生命保険の場合: 医療特約なしなら給付なし。特約あり(例: オリックス生命の入院保障)で上記と同額。死亡時のみの純粋生命保険は対象外。 

尿路結石の治療はどれを選ぶ? ESWL、TUL、PNLのメリット・費用・結石サイズ別 選択基準を徹底比較

注意点・請求のコツ

  1. 対象確認: 保険証券・約款で手術名(例: 「体外衝撃波…」)と倍率をチェック。プルデンシャル生命の手術給付倍率表で検索可。 
  2. 請求方法: 退院後1年以内。保険会社サイトから「給付金請求書」ダウンロード → 診断書・領収書添付 → 郵送。オンライン請求対応の会社増加中。
  3. 税金: 給付金は非課税(所得税法上)。
  4. 再発時: 複数回給付OKだが、通算限度額(例: 生涯100万円)を超えないよう注意。
  5. 変動要因: 2025年現在、保険改定で倍率微調整あり(例: 内視鏡治療加算)。感染合併で入院長引くと給付↑。

重要:契約内容

上記は一般例で、あなたの契約内容で計算が変わります。保険会社(例: SOMPO、明治安田生命)に直接相談を!