年末ジャンボ宝くじの当選確率や当選本数、期待値について

年末ジャンボ宝くじについて、確率、期待値、販売総額などの詳細を以下にまとめます。

年末ジャンボ宝くじの概要

年末ジャンボ宝くじは、日本で毎年11月下旬から12月下旬にかけて販売される全国自治宝くじの一種です。1等賞金が7億円、前後賞を含めると10億円という高額賞金が特徴で、多くの人々が年末の一攫千金を夢見て購入します。


当選確率

年末ジャンボ宝くじの当選確率は非常に低いことで知られています。以下は、2024年の年末ジャンボ宝くじ(1ユニット2,000万枚)の当選確率を等級別に示したものです:

等級当選金額本数(23ユニットの場合)当選確率(1枚あたり)
1等7億円23本約0.000005%(2,000万分の1)
1等前後賞1.5億円46本約0.00001%(1,000万分の1)
1等組違い賞10万円4,577本約0.000995%
2等1,000万円184本約0.00002%(500万分の1)
3等100万円9,200本約0.0002%(50万分の1)
4等5万円46,000本約0.01%(1万分の1)
5等1万円460,000本約0.1%
6等3,000円4,600,000本約10%
7等300円46,000,000本約100%(必ず当選)

1等の当選確率は非常に低く、2,000万分の1です。これは、雷に打たれる確率よりも低いと言われています。


期待値

期待値とは、宝くじ1枚あたりの平均的なリターンを示す指標です。2024年の年末ジャンボ宝くじの1枚あたりの期待値は以下のように計算されます。

計算方法

期待値は、各等級の「当選金額 × 当選確率」を合計して求めます。

  • 1等: 7億円×0.0000005=3.5円7億円×0.0000005=3.5円
  • 1等前後賞: 1.5億円×0.000001=1.5円1.5億円×0.000001=1.5円
  • 1等組違い賞: 10万円×0.0000995=9.95円10万円×0.0000995=9.95円
  • 2等: 1,000万円×0.000002=2円1,000万円×0.000002=2円
  • 3等: 100万円×0.00002=2円100万円×0.00002=2円
  • 4等: 5万円×0.0001=5円5万円×0.0001=5円
  • 5等: 1万円×0.001=10円1万円×0.001=10円
  • 6等: 3,000円×0.1=300円3,000円×0.1=300円
  • 7等: 300円×1=300円300円×1=300円

これらを合計すると、期待値は約73.49円となります。宝くじ1枚の購入価格が300円であるため、理論上は1枚あたり約226.51円の損失となります。


販売総額

年末ジャンボ宝くじの販売総額は、発行枚数と販売価格から計算されます。2024年の場合、1ユニットは2,000万枚で、23ユニットが販売されました。1枚300円で計算すると、総販売額は以下の通りです:

2,000万枚×23ユニット×300円=1,380億円2,000万枚×23ユニット×300円=1,380億円


当選金の受け取り期間

当選金は、抽選日翌年の1月7日から1年間受け取ることができます。2024年の年末ジャンボ宝くじの場合、受け取り期間は2025年1月7日から2026年1月6日までです。


まとめ

  • 当選確率: 1等は2,000万分の1と非常に低い。
  • 期待値: 1枚あたり約73.49円で、購入価格300円に対して損失が大きい。
  • 販売総額: 約1,380億円(2024年の場合)。
  • 受け取り期間: 抽選日翌年の1月7日から1年間。

年末ジャンボ宝くじは夢を買うものと考えられていますが、数学的には非常に低い確率と期待値であることを理解した上で購入することが重要です。