
看護研究発表のまとめ方(テンプレート付き)
研究発表は 「目的 → 方法 → 結果 → 考察 → 結論」 という流れが基本です。以下に具体的な構成と例を示します。
📌 研究発表の基本構成
1. 研究タイトル
シンプルかつ具体的に表現する(例:「認知症患者の夜間せん妄予防に関する看護介入の効果」)。
2. 背景・目的(Why? なぜこの研究をするのか?)
- 背景:
- 現場の課題や社会的ニーズ
- これまでの研究では何が明らかになっているか
- 目的:
- 何を明らかにしたいのか(例:「夜間せん妄予防に有効な看護ケアの検証」)
3. 研究方法(How? どうやって研究をしたのか?)
- 研究デザイン(例:観察研究、実験研究、アンケート調査など)
- 対象(どの病棟・患者・看護師が対象か)
- 介入・データ収集方法(例:観察記録、アンケート、面談など)
- 分析方法(統計手法や分析の視点を説明)
4. 結果(What? 何が分かったのか?)
- データの概要(例:「〇〇のケアを実施した群は、せん妄発生率が30%減少した」)
- 図表を使って分かりやすく提示(表やグラフを活用)
5. 考察(Why? なぜこの結果になったのか?)
- 結果の解釈(考えられる理由や背景)
- 先行研究との比較(過去の研究と一致するか、違いがあるか)
- 臨床への応用可能性(現場でどのように活かせるか)
6. 結論(What next? 研究から何が言えるのか?)
- 研究の要点をまとめる(「〇〇のケアは有効である可能性が示唆された」)
- 今後の課題(対象を増やす、長期間の追跡調査をするなど)
📌 研究発表の具体例(テンプレート)
以下の内容で発表を作成すると、スムーズに進められます。
研究タイトル
「認知症患者の夜間せん妄予防に関する看護介入の効果」
1. 背景・目的
近年、認知症患者の夜間せん妄が問題視されており、転倒や不眠の原因となる。
本研究では、「夜間の声かけ・環境調整がせん妄予防に有効か」を検証する。
2. 研究方法
- 対象:認知症病棟の入院患者30名
- 介入:① 夜間の定期的な声かけ(2時間おき)、② 部屋の照明調整(夜間の常夜灯使用)
- データ収集:夜間のせん妄発生回数、患者の睡眠時間を記録
- 分析方法:介入前後で比較(統計的検定を実施)
3. 結果
- せん妄発生率は 介入前 40% → 介入後 20% に減少
- 平均睡眠時間も 5.2時間 → 6.5時間 に増加
4. 考察
- 環境調整により安心感が生まれ、せん妄が減少したと考えられる
- 先行研究でも「光環境の調整」が効果的と報告されている
- 今後はより長期的な調査が必要
5. 結論
- 「夜間の声かけと環境調整は、認知症患者のせん妄予防に有効である可能性が示唆された」
- 今後、より多くの患者を対象にした研究が求められる
📌 まとめ
✔ 研究目的はシンプルに!(「〇〇の効果を検証する」など)
✔ 結果は具体的な数値や図表で示す
✔ 考察では「なぜ?」を掘り下げる
✔ 結論は明確に!次のステップも示す
この流れでまとめれば、説得力のある研究発表ができます!