虫垂炎、盲腸で保険はいくらもらえる? 入院給付金と手術給付金の計算式、自己負担ゼロにする方法

虫垂炎(急性虫垂炎)で生命保険・医療保険を使う場合のポイントです。
日本の保険会社(2025年時点)の一般的な約款・実例を基に、入院・手術給付金を中心にわかりやすくまとめました。
※ 保険会社・商品によって異なるので、契約書・約款を必ず確認してください。


1. 生命保険 vs 医療保険の違い

種類虫垂炎で使える?内容
生命保険(死亡保険)使えない死亡・高度障害のみ対象。入院・手術は対象外。
医療保険使える入院・手術給付金がメイン。

結論:虫垂炎で給付を受けるのは医療保険(+がん保険・先進医療特約など)です。


2. 給付金の種類と受取額の目安

給付項目条件受取額(例:日額5,000円プラン)
入院給付金1泊2日以上の入院5,000円 × 入院日数 → 5日入院で 25,000円
手術給付金公的医療保険連動型(88疾病分類)手術の種類 × 倍率 ・腹腔鏡手術:10倍 = 50,000円 ・開腹手術:20倍 = 100,000円
診断給付金一時金型(まれ)虫垂炎は対象外(がん・心筋梗塞など限定)
先進医療特約技術料実費腹腔鏡は対象外(保険適用)。

ポイント: 

  • 腹腔鏡手術は「10倍」、開腹手術は「20倍」が標準(日本生命・第一生命など)。 
  • 保存的治療(手術なし)でも入院給付金は出る

3. 実際の受取例(日額5,000円プラン)

治療法入院日数手術総受取額
保存的治療5日なし25,000円(入院のみ)
腹腔鏡手術4日10倍70,000円(入院20,000 + 手術50,000)
開腹手術8日20倍140,000円(入院40,000 + 手術100,000)

実質負担(高額療養費後3-8万円)ほぼカバー可能!


4. 給付金の請求手順(簡単3ステップ)

  1. 入院中:病院で「診断書」をもらう(有料:3,000-5,000円)
  2. 退院後:保険会社に電話 → 書類請求
  3. 提出書類
    • 保険金請求書(保険会社から送付)
    • 診断書(医師記入)
    • 領収書(原本)※手術名が記載されているもの
    • 通帳コピー

給付金は1-2週間で振り込み(早い会社は5日以内)


5. 注意点・落とし穴

注意点詳細
待機期間(免責期間)契約後90日以内は給付なし(一部商品)。
日帰り入院1泊2日未満は入院給付金なし(日帰り手術は手術給付のみ)。
手術給付の判定「腹腔鏡下虫垂切除術」が10倍20倍かは保険会社判断。診断書に正確な手術名を書いてもらう!
公的保険未適用差額ベッド代・食事代は給付対象外
子供の保険親の家族特約でカバー可(日額3,000円など)。

6. おすすめの確認リスト

入院前に保険証書を見てチェック!

  • 入院日額はいくら?
  • 手術給付は何倍?
  • 腹腔鏡手術は10倍?20倍?
  • 診断書代は出る?(一部保険で実費給付)
  • 電話請求可能?(アプリ対応なら楽)

まとめ

項目ポイント
使える保険医療保険のみ(生命保険は×)
受取額入院+手術で5-15万円が目安
実質負担高額療養費+保険でほぼゼロに!
請求診断書+領収書で簡単

今すぐできること:


保険証券を写真に撮ってスマホ保存 → 入院時にすぐ連絡!