透析にならない方法とは?

透析はきついとかつらいとかよくメディアなんかで聞くことが多いと思います。

実際に透析が必要になるとすぐに死んでしまうような状態になる訳ではありませんが治療に時間が必要になります。生活していく上で時間であったり、食事に制限があるとどうしても窮屈に感じると思います。

ただ腎臓もいきなり完全に動かなくなるより徐々に動かなくなる方が多いのでできるだけ腎臓に負担を掛けないで透析ではなく薬のコントロールで透析になるまでの時間を長引かせることがきます。

今回はそんな透析を予防する、できるだけ透析にならない方法について説明していきたいと思います。

まずは透析にならない為に透析になり易い病気から説明します。

透析の原疾患

  1. 糖尿病
  2. 糸球体腎炎
  3. 腎硬化症

1つ目の糖尿病から説明していきます。

糖尿病は透析が必要になる患者さんの約50%を占める位透析が必要になるケースが多いです、その理由として

ではどうすれば糖尿病から透析になる事を予防出来るかと言うと血糖コントロールをすることです。

血糖コントロールのメインになってくるのはこの2つです。

  • 薬を使ったコントロール(インスリン)
  • 食事によるコントロール

糖尿病の多くの人はこの2つのコントロールがほとんど場合出来ません。

出来ていれば大体は糖尿病という診断まで行かない方が多いです。

理由として糖尿病には自覚症状がありません。他の病気と違って痛みや苦しさが出ない間に内臓にダメージを蓄積させてしまいます。

自覚症状が何もない為、薬を毎回欠かす事なく飲んだり食事に気を使ったりする事が出来ずに他の病気を引き起こしてしまう事が多いです。

なので自覚症状が無いと難しいかもしれませんが

  • 薬を飲む事
  • 食事を摂り過ぎない事

糖尿病と診断されても余程進行していなければ直ぐに透析になる事は無いので糖尿病とわかり次第、病院で医師の指示に従ってコントロールを開始して下さい。

2つ目の糸球体腎炎は風邪の様な症状が悪化してしまった時になります。

ですがこれはとてもわかりにくいです。医師でも採血を行って血液データを見なければ炎症がどうなっているかはほとんどわかりません。

なので指標になりそうなのは

  • 体温
  • 体のだるさ
  • むくみ
  • 頭痛
  • 吐き気

この辺になります、この中でもむくみ、頭痛、吐き気の症状が強いと腎臓にダメージが出ていることがあるので病院へ行って下さい。

3つ目の腎硬化症ですが、これはなってしまったら治せないのであきらめるしかないです。

老眼とかと同じでいずれは衰えてしまうものなので

腎不全の初期症状が出た場合は病院へ行く事をおすすめします。

腎不全の初期症状

  • 尿があまり出ない
  • むくみ
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 高血圧

あとは健康な人がやることとすれば食事や生活習慣の改善になります。

腎臓に負担が掛かる食べ物としてよくタンパク質(肉とか魚)の制限が挙げられますが正直これはそんなに気にしなくてもいいと思います。

なぜなら腎不全レベルの一番上の透析一歩手前の状態でも1日に摂っていいタンパク質の量は60g、鶏肉で摂るとすると約300gのパックを1日で食べる事になります。

なかなかハードですし、その上それをやっても予後が改善されたというデータが実はないのでタンパク質制限については懐疑的とも言えます。

むしろ、糖質制限よりもタンパク質制限は簡単なのでやりすぎて貧血や血液中のタンパク質が低下して状態が悪化することもあります。

では健康な人の対策はというと血管へのダメージを減らす事です。

腎臓は多くの血管が通っているので糖尿病、高脂血症、高血圧等の血管にダメージを与えるもので悪化しやすくなります。

とはいえ基礎疾患がない方だと高血圧予防位しかできる事はないのでそういった面では一般的な高血圧対策をやると問題ないかと思われます。

最後まで読んで下さってありがとうございました。参考にして頂けたら嬉しいです。

コメント