現状、腎不全が進行してしまって透析をやらないですむ方法は腎移植しかありません。
じゃあ透析をやらないとどうなるのかについてはこちらでまとめているのでご参照下さい。
では腎移植をするにはどうすればいいのか?
移植の方法は2種類ありますので説明していきます。
いきなり難しい漢字が並んでると思いますが意味は全く難しくないので安心して下さい。
「知らない人から腎臓をもらう事です。」
映画やドラマなんかで移植のドナーが見つかって助かったりするあれです。
脳死等で臓器が健康な場合他の移植を待っている患者さんに渡すといったことを献腎移植といいいます。
登録は病院で行えるのと検査が必要にはなりますが登録自体は難しくありません。
ただ日本は献腎移植の件数が少ないです。
献腎移植の全国で行われている件数は年間で約100件程です。
これだけ聞くと結構な数にも見えますが全国に透析患者は約30万人います。
その中で場所や体の条件にあった患者さんに臓器が届けられるのですが待つ時間は平均で約15年程度になります。
一方で透析導入の平均年齢は70歳前後です。
全て平均で行われたとすると献腎移植を受けるのは85歳ということになってしまうのでそこまでいくと体へのリスクも考慮して献腎移植をしない人も出てきてしまいます。
なので若い人で透析になってしまった人なんかは待つ時間もあると思うので献腎移植の登録をおすすめします。
また献腎移植の件数が伸びていかない理由の1つにドナー(臓器を渡す)側の家族が臓器提供を拒否する場合が結構あるみたいですね。
ドナー自身では臓器提供を行うつもりでも家族が嫌がる事が多いのでもしそういった境遇にない人でも家族とドナー登録について話しておくのがいいかもしれません。
「家族から腎臓をもらうことです。」
これは献腎移植に比べると数も行われていますし、最近は薬がいいものが出てるので移植後の予後もいいですし年々正着率も上がっています。
その薬のおかげで以前は親子の移植が多かったですが最近は夫婦の間での移植も増えてきています。
遺伝的に近くない人同士でも移植ができるようになってきたってことですね。
生体腎移植を目的に結婚をする人も中にはいるみたいです。
本人同士が同意の上ならいいのかもしれませんが・・・
ちなみに法律では結婚した後の臓器提供はOKですが結婚していない場合の臓器提供や売買はNGになっています。
まとめると
- 献腎移植は若い人の方が登録しておくのはおすすめだけど15年位待つかも
- 生体腎移植は家族で話し合ってみるのはあり
最後まで読んで下さってありがとうございました。参考にして頂けたら嬉しいです。
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