ノロウイルスは特に以下のような食べ物から感染することが多いです。
1. 二枚貝(カキ、ホタテ、アサリなど)
- ノロウイルスの感染源として最も一般的なのがカキやホタテなどの二枚貝です。二枚貝は、海中でノロウイルスに汚染された水を濾過しながら生活するため、ウイルスが体内に蓄積されやすくなりますAppleInsider。
- 十分に加熱(85~90℃で1分以上)されていない生のカキなどは、特に感染リスクが高くなるため、ノロウイルス流行期には十分な加熱調理が推奨されます。
2. サラダやフルーツなどの生鮮食品
- ノロウイルスは感染者の手指や調理器具を介して食品に付着することがあり、サラダや果物など、加熱せずにそのまま食べる食品での感染リスクが高まります。
- 特にレストランや食品加工施設などで調理や取り扱いをする場合、感染者が十分に手洗いをしていないと、ウイルスが食品に付着しやすくなるため注意が必要ですAppleMagazine。
3. 飲み水や氷
- ノロウイルスで汚染された飲み水や氷も感染源になる可能性があります。特に井戸水などは適切な管理や消毒が行われていない場合、ウイルスが含まれることがあります。
- レストランなどで提供される氷も、汚染源となる可能性があるため、衛生管理が重要です。
4. その他の調理済み食品
- 調理済みの食品でも、感染者が触れることによってウイルスが食品に付着し、感染が広がることがあります。例えば、パンやデリカテッセンで提供されるお惣菜など、再加熱しない状態で食べられる食品は感染リスクが高くなります。
予防策としての加熱調理
調理の際には、ノロウイルスを不活化するために85~90℃で1分以上の加熱を推奨されています。また、生鮮食品の取り扱いや飲食の際には、十分な手洗いや衛生管理が必要です。
ノロウイルスは低温に非常に強く、凍結しても死滅しません。冷凍によってウイルスの増殖が抑えられることはありますが、凍らせても不活性化するわけではなく、解凍して体内に入れば再び感染能力を発揮します。そのため、冷凍や冷蔵保存した食品でも、ノロウイルスが付着していると感染リスクが残る点に注意が必要です。