日本での新たに創設された国家資格の概要と給与について

近年、日本では新たな国家資格が創設されています。以下に主なものを紹介します。

愛玩動物看護師

2022年5月1日に施行された愛玩動物看護師法により、愛玩動物看護師が国家資格となりました。この資格は、獣医師の指示のもとで採血や投薬、マイクロチップの挿入などの診療補助や、入院中の動物の世話、飼い主へのしつけ指導などを行います。資格取得には、大学や養成所で必要な科目を修了し、国家試験に合格することが必要です。 

愛玩動物看護師(動物看護師)の平均的な給与水準は以下のとおりです。

  • 初任給: 月収約15万~20万円
  • 平均月収: 約20万~25万円
  • 平均年収: 約250万~350万円

ただし、これらの金額は勤務先の規模や地域、経験年数などによって変動します。

無人航空機操縦者技能証明

2022年12月から、無人航空機(ドローン)の飛行に必要な技能を証明する国家資格として「無人航空機操縦者技能証明」が創設されました。この資格には一等と二等があり、一等資格を取得すると、操縦者が目視できない範囲でも、有人地帯での飛行が可能となります。資格取得には、登録講習機関での講習修了や国家試験の合格が必要です。 

ドローン操縦士の平均的な給与水準は以下のとおりです。

  • 初任給: 月収約20万~25万円
  • 平均月収: 約25万~35万円
  • 平均年収: 約300万~500万円

こちらも、業務内容や雇用形態、経験年数、企業規模などによって大きく異なります。

登録日本語教員

2024年4月から、日本語教師の国家資格である「登録日本語教員」が創設される予定です。この資格は、外国人に日本語を教える際に必要となり、文部科学大臣の認定を受けた日本語教育機関での指導に必須とされています。資格取得には、国家試験の合格と教育実習の修了が求められます。 

登録日本語教員の給与に関する具体的なデータは限られています。

これらの新しい国家資格は、各分野での専門性や技能の向上を図るために設けられています。