子どものインフルエンザA/B型 💡 登園・受診・ホームケアの判断基準について

乳幼児(0〜2歳)・小児(3〜12歳)がインフルエンザに感染した場合の具体的な対応を、
**厚生労働省・日本小児科学会・CDC基準(2025年時点)**に基づいてまとめました。
すぐに使えるチェックリスト形式で、自宅ケア・受診目安・登園基準まで網羅!


1. 受診・病院へ行く目安(すぐ判断!)

年齢すぐに受診(救急or夜間)翌日までに受診
乳幼児(0〜2歳)– 39℃以上熱 – 呼吸が速い/苦しそう – ぐったり・ミルク飲まない- けいれん– 38℃以上が24h続く – 咳で眠れない
小児 (3〜12歳)– 40℃以上 – 呼吸困難・胸痛 – けいれん・意識もうろう – 脱水(おしっこ6h以上なし)– 38.5℃以上が3日続く – 耳痛・喉の激痛

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2. 自宅ケアのチェックリスト

項目乳幼児(0〜2歳)小児(3〜12歳)
解熱座薬(アンヒバ10mg/kg) ※医師指示でカロナール(10〜15mg/kg) 4〜6h毎
水分母乳/ミルク頻回 ORS(経口補水液)ポカリスエット薄め 1日1.5L目安
食事消化良いもの(おかゆ) 無理に食べさせない好きなもの少量
睡眠別室(家族感染防止) 加湿器同上
咳・鼻水鼻吸い器(電動推奨) 生理食塩水点鼻咳止め(医師処方)
感染防止マスク不可 → 介護者マスク 手洗い徹底マスク着用 ティッシュで咳
息苦しさがある場合外す

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3. 薬の使い方(医師処方必須)

対象年齢効果注意
タミフル0歳〜治療・予防乳幼児は予防内服NG
リレンザ(吸入)5歳〜治療吸入できない子は×
ゾフルーザ0歳〜(体重5kg〜)1回で治療耐性ウイルス注意
イナビル(吸入)0歳〜1回で治療乳幼児は医師判断

乳幼児は「予防内服」推奨なし(副作用リスク)

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4. 登園・登校停止基準(日本ルール)

対象停止期間登園OKの条件
保育園 (乳幼児)発症後5日+解熱後3日医師の登園許可証(園による)
幼稚園・小学校発症後5日+解熱後2日熱が37.5℃未満が丸2日

:月曜発症・水曜解熱 → **翌週水曜(解熱後3日)**から登園可

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5. 家族内感染防止の鉄則

やること理由
患児と別室飛沫防止
介護者はマスク+手洗い無症状感染を防ぐ
兄弟は予防内服検討(5歳以上)高リスク家庭のみ
おもちゃ消毒(アルコール)接触感染

6. 危険サイン!すぐ救急

  • 呼吸がハァハァ(胸がペコペコ凹む)
  • 唇が青い
  • 1日中ぐったり
  • けいれんが5分以上

まとめタイムライン(発症=Day 0)

Day 0:発症 → 即受診(乳幼児)
Day 1〜3:ピーク → 自宅ケア+別室
Day 4〜5:解熱傾向 → 水分・休息
Day 6〜8:登園準備(乳幼児はDay 8〜)