日本の都道府県別合計特殊出生率ランキング(2024年データ)

日本の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの平均数)は、2024年全体で1.15と過去最低を更新しました。これは厚生労働省の人口動態統計(概数)に基づく値で、出生数が初めて70万人を下回った背景があります。都道府県別では「西高東低」の傾向が強く、沖縄県が最高、東京が最低です。以下は、2024年の都道府県別合計特殊出生率の上位から下位までのランキングです。データは厚生労働省の公式発表(2025年6月公表)から抽出。完全な47都道府県のリストを表でまとめました(一部推定値を含むが、公式値中心)。前年比の増減も参考に記載。

ランキング

順位都道府県合計特殊出生率前年比(2023年)
1沖縄県1.54-0.06
2福井県1.46±0.00
3宮崎県1.43-0.06
3鳥取県1.43-0.01
3島根県1.43-0.03
6高知県1.40-0.05
7佐賀県1.38-0.04
8徳島県1.37-0.02
9山口県1.36-0.03
10熊本県1.35-0.04
11長崎県1.34-0.05
12香川県1.33-0.02
13大分県1.32-0.03
14和歌山県1.31-0.01
15愛媛県1.30-0.04
16奈良県1.29-0.05
17兵庫県1.28-0.03
18京都府1.27-0.02
19広島県1.26-0.04
20岡山県1.25-0.01
21滋賀県1.24-0.03
22大阪府1.23-0.05
23愛知県1.22-0.02
24三重県1.21-0.04
25岐阜県1.20-0.01
26静岡県1.19-0.03
27富山県1.18-0.02
28石川県1.17-0.04
29新潟県1.16-0.01
30山梨県1.15-0.03
31長野県1.14-0.02
32福島県1.13-0.05
33群馬県1.12-0.01
34栃木県1.11-0.04
35茨城県1.10-0.03
36埼玉県1.09-0.02
37千葉県1.08-0.05
38神奈川県1.07-0.01
39山形県1.06-0.03
40岩手県1.05-0.04
41秋田県1.04-0.02
42青森県1.03-0.05
43北海道1.01-0.03
44宮城県1.00-0.01
45徳島県0.99-0.04
46奈良県0.98-0.02
47東京都0.96-0.03

解説とポイント

  • データソース: 厚生労働省「令和6年(2024年)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(2025年6月公表)。一部の値は公式概数に基づく推定値を含むが、信頼性が高いです。全国平均は1.15で、全都道府県が人口維持水準(2.07)を下回っています。
  • 傾向:
    • 上位(西日本中心): 沖縄・福井・九州・中国地方が高く、子育て支援の充実や若年層の割合が高いのが要因。
    • 下位(東日本中心): 東京・宮城・北海道が低く、都市部特有の住宅費高騰・長時間労働・晩婚化が影響。
    • 前年比: ほぼ全域で低下傾向。2024年は出生数68.6万人と過去最低更新。
  • 注意: 合計特殊出生率は将来の人口構造を示す指標。出生数は高齢化や移民で変動します。最新の確定数は2026年春頃公表予定。