[脳卒中の入院期間]:脳梗塞の劇的短縮、脳出血の長期化、くも膜下出血の最短記録

脳卒中の入院期間は、発症したタイプ(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)によって大きく異なり、最短数週間から最長1年を超えるケースまで様々です。特に近年、脳梗塞血栓回収療法の普及により入院期間が劇的に短縮している一方で、脳出血は依然として長期化する傾向にあります。

脳卒中3種類の入院期間のリアル比較

項目脳梗塞脳出血くも膜下出血
平均入院期間2〜4週間(軽症なら10日で退院も!)6〜12週間(3ヶ月超える人も多い)4〜8週間(手術がスムーズなら3週間)
最短記録(奇跡的回復)5〜7日(軽いラクナ+即リハビリ)3週間(小さい出血で意識クリア)18日(コイル成功+血管攣縮なし)
最長(重症例)2〜3ヶ月(血栓回収しても意識障害残る)半年〜1年(脳室内出血+水頭症)3〜6ヶ月(血管攣縮+認知障害が重い)
急性期病院にいる期間1〜3週間3〜6週間3〜5週間
回復期リハビリ病院へ転院ほぼ100%転院(平均3〜6ヶ月)80%転院(平均4〜8ヶ月)50%転院(頭のリハビリが必要な人だけ)
退院までの最大の壁歩行能力意識レベル+血圧コントロール血管攣縮(発症4〜14日目がピーク)
2025年で短くなった要因血栓回収療法の普及(劇的に短縮)ほぼ変わらずコイル治療の精度アップ
退院時の状態(平均)歩いて帰れる人が6〜8割車椅子〜杖で帰れる人が5〜6割歩いて帰れる人が8〜9割(でも頭は別)

実際の入院期間イメージ(2025年)

  • 脳梗塞(60歳・中程度)→ 急性期病院2週間 → 回復期リハビリ病院3ヶ月 → 合計3.5ヶ月
  • 脳出血(70歳・重め)→ 急性期病院6週間 → 回復期リハビリ病院6ヶ月 → 合計7〜8ヶ月
  • くも膜下出血(50歳・コイル成功)→ 急性期病院4週間 → 自宅or軽いデイケア → 合計1ヶ月

一言で言うと

  • 脳梗塞 → どんどん短くなってる!(軽症なら2週間で退院当たり前)
  • 脳出血 → 一番長くて大変…
  • くも膜下出血 → 手術がうまくいけば意外と早く退院できる