
インフルエンザワクチンを接種する際、最も気になるのが**「副反応」**、特に注射部位の痛みや発熱でしょう。副反応の症状や期間を事前に知っておくことで、安心して接種に臨むことができます。
2025年現在の実測データに基づくと、接種した人の8割近くが「注射部位の痛み」を感じますが、これはほとんどが1〜3日で治まります。全身性の副反応(だるさ、微熱)も10〜25%程度で発生しますが、その期間は1〜2日と短く、本物のインフルエンザの高熱(39〜40℃で5日間)に比べると遥かに軽いものです。
インフルエンザワクチン副反応 2025年最新データまとめ(厚労省+実臨床ベース)
| 症状 | 発生頻度(2024-2025シーズン実測) | ピーク時間 | 続く期間 | 対処法 |
|---|---|---|---|---|
| 注射部位の痛み | 60〜80%(一番多い) | 直後〜翌日 | 1〜3日 | 冷やす+腕を動かす |
| 注射部位の赤み・腫れ | 30〜50% | 翌日〜2日目 | 2〜5日 | 冷やす |
| だるさ・倦怠感 | 10〜25% | 翌日 | 1〜2日 | 安静 |
| 微熱(37℃台) | 5〜15% | 接種後6〜24時間 | 1〜2日 | 様子見 |
| 38℃以上の発熱 | 1〜3% | 翌日 | 1日だけ | カロナールOK |
| 頭痛・関節痛 | 5〜10% | 翌日 | 1〜2日 | カロナール |
| アナフィラキシー(重いアレルギー) | 100万人に1〜2人 | 接種後30分以内 | 即時 | クリニックで即対応 |
ワクチン別 副反応強さランキング(2025年)
| 順位 | ワクチン | 副反応の強さ目安 |
|---|---|---|
| 1位(一番強い) | フルアド(高齢者用高用量) | ★★★★☆(注射部位反応が強い) |
| 2位 | 組換えワクチン(新登場) | ★★★☆☆(やや強い) |
| 3位 | 通常の国産4価(皮下) | ★★☆☆☆(普通) |
| 4位(一番弱い) | 皮内注射(細い針) | ★☆☆☆☆(ほぼ痛くない) |
子ども(13歳未満)の副反応実態
- 1回目より2回目の方が反応が出にくい
- 38℃以上出る子は約5〜8%(1日だけ)
- 「泣いて嫌がる」のはほぼ痛みだけで、翌日は元気な子が9割
2025年現在「絶対に病院に行った方がいい」症状
- 接種後30分以内に蕁麻疹・呼吸しんどい・顔が腫れる → 即クリニックへ
- 接種後2〜3日経っても39℃以上が続く
- 歩けないほどの関節痛・筋肉痛が3日以上続く
一言で覚える副反応の真実(2025年)
「8〜9割の人は“腕が痛い+ちょっとだるい”だけで終わる」
「本物のインフルエンザの高熱(39〜40℃で5日間寝込む)に比べたら100分の1以下」
→ 副反応を恐れて打たないと、逆に100倍つらい目に遭います!
