
X(旧Twitter)にYouTubeの動画URLを貼り付けた際に表示されるプレビュー(埋め込みカード)をXのタイムライン上で再生しても、それはYouTube側の再生数としてカウントされません。
この現象の主な理由と、YouTubeで再生数がカウントされる条件は以下の通りです。
1. サーバー到達とカウント対象外のメカニズム
- Xのシステム内での再生:
- Xで生成される埋め込みプレビュー(サムネイルや短いクリップなど)は、多くの場合、Xのシステム内でホストされ、X側のサーバーで再生されます。
- この再生データはYouTubeのサーバーに直接送信されず、YouTube側に視聴データとして記録されません。
- この仕組みは、Xのタイムライン上での自動再生や、短いプレビュー表示を軽快に行うことを目的としています。
- カウントの対象外:
- YouTubeは、再生数をカウントするための独自の厳格な基準を設けています。X内でのプレビュー再生は、この基準を満たさない「外部からの軽い接触」と見なされます。
2. YouTubeの再生数がカウントされる条件
YouTubeの再生数として有効になるのは、以下の条件を満たし、本物のエンゲージメントがあったとYouTubeが判断した場合のみです。
- 公式ページでの再生が必須:
- ユーザーがXのプレビューをクリックし、**YouTubeの公式ページ(
youtube.comドメイン)**に遷移してから動画を再生した場合のみ、カウント対象となります。
- ユーザーがXのプレビューをクリックし、**YouTubeの公式ページ(
- 視聴時間の要件:
- 通常、動画の一定割合または30秒以上の視聴をもって「1再生」としてカウントされることが基準とされています(動画の種類や長さによって変動)。
- 短い動画(例:YouTube Shorts)であっても、YouTubeのプラットフォーム内で視聴される必要があります。
3. クリエイターへの影響と推奨されるアクション
- 再生数への影響:
- Xでシェアされてプレビュー再生が人気を集めたとしても、YouTube側の公式な再生数や収益化の指標は基本的に上昇しません。
- この仕様により、YouTubeは水増しではない正確なエンゲージメントを測定できます。
- 効果的な誘導策:
- Xで動画をシェアする際は、視聴者をYouTube本編に誘導するための具体的な呼びかけが効果的です。
- 例: 「続きはYouTubeで見てね!」「フルバージョンはリンクから!」といった文言を投稿に加えることをおすすめします。

