
LINE(ライン)のパスワードを忘れてしまうと、機種変更時やアプリの再インストール時などに、アカウントへログインできなくなるという深刻な問題に直面します。特に、登録しているメールアドレスや電話番号が使えない状態だと、アカウント復旧が困難になる可能性があります。
この記事では、LINEのパスワードを忘れた際の「メールアドレス」や「電話番号」を使った具体的な再設定(復旧)手順を詳しく解説します。また、大切なアカウントを失わないための「決定的な予防策」もご紹介します。
パスワードを忘れた時の主な問題点
LINEにログインできなくなる主な原因は、パスワード忘れ以外にも、復旧に必要な情報が不足していることにあります。
| 問題点 | 詳細 |
| パスワード忘れ | 登録したパスワードを間違って入力している。複数のサービスでパスワードを使い回し、どれがLINEのものか分からなくなっている。 |
| 登録メールアドレスが古い | パスワード再設定に必要な登録済みのメールアドレスが、現在使えない状態にある。 |
| 電話番号が変わっている | 登録時の電話番号が変わっており、SMS認証(本人確認)ができない。 |
| 引き継ぎ設定の不備 | 機種変更前に「アカウント引き継ぎ設定」を完了しておらず、新しい端末でログイン情報が全てリセットされてしまう。 |
緊急対策:パスワードを忘れた時の再設定手順
LINEのパスワード再設定は、主に「メールアドレス」または「電話番号」を使って行います。
ステップ1:パスワード再設定画面へ進む
- LINEアプリのログイン画面で「ログイン」をタップします。
- ログイン画面の下部にある「パスワードを忘れた場合」または「パスワードの再設定」をタップします。
ステップ2:復旧方法を選択し、新しいパスワードを設定する
- 登録メールアドレスの入力
- LINEに登録済みのメールアドレスを入力し、「OK」をタップします。
- そのメールアドレス宛に、パスワード再設定用のURLが記載されたメールが届きます。
- メール内のURLをタップ
- メールに記載されたURLをタップし、LINEアプリに戻ります。
- 新しいパスワードを設定
- 画面の指示に従い、新しいパスワードを2回入力して設定完了です。
メールアドレスが使えない、または未登録の場合の対処
- メールアドレスが使えない、またはそもそも登録していない場合、LINEのログインは「電話番号による認証」が基本となります。
- 電話番号認証でログインできた場合は、すぐに「設定」 → 「アカウント」から現在のメールアドレスと新しいパスワードを設定してください。
- 電話番号も使えず、メールアドレスも使えない状態だと、アカウントの復旧は非常に困難になり、LINEの「問題報告フォーム」から問い合わせるしか方法がなくなります。
予防策:今後パスワードで困らないための習慣
LINEアカウントを安全に、そして確実に利用し続けるために、以下の予防策は必ず実施してください。
1. パスワードとメールアドレスの登録(必須)
- パスワードを必ず設定: パスワードは他のサービスと使い回さず、推測困難なもの(大文字・小文字・数字・記号を含む)を設定します。
- メールアドレスの登録: 「設定」 → 「アカウント」から、現在利用可能なメールアドレスを必ず登録し、最新の状態に保ちます。
2. トーク履歴の自動バックアップ(必須)
- 万が一アカウントを復旧できなかった場合や、アプリの再インストールが必要になった場合に備え、トーク履歴を失わないよう自動バックアップを設定します。
- 「設定」 → 「トーク」 → 「トークのバックアップ」から、iCloudまたはGoogle Driveに定期的にバックアップします。
3. パスワードマネージャーの活用
- 複雑なパスワードを覚えずに済むよう、端末に搭載されているパスワード管理機能(キーチェーンなど)や、専用のパスワードマネージャーアプリを利用して、安全に管理します。
4. アカウント引き継ぎ設定の確認
- 機種変更や端末の修理などでLINEを再インストールする可能性がある場合は、事前に「設定」 → 「アカウント引き継ぎ」で設定がオンになっているか確認します。
これらの対策を行うことで、LINEのパスワードに関する問題を回避し、大切なアカウントを保護することができます。
