Apple Watchの歴代シリーズのスペックと変更点のまとめ

Apple Watchの歴代シリーズについて、主なスペックと変更点をまとめました。以下は、シリーズごとの進化を紹介します。

モデル発売年プロセッサバッテリー時間主な変更点
Apple Watch (初代)2015年S1約18時間初のApple Watch、フィットネストラッキングや通知機能が中心。
Apple Watch Series 12016年S1Pデュアルコア約18時間プロセッサの性能が向上。
Apple Watch Series 22016年S2デュアルコア約18時間GPSの内蔵、防水性能が50mに強化。
Apple Watch Series 32017年S3デュアルコア約18時間セルラーモデルが登場し、iPhoneなしでの通信が可能。
Apple Watch Series 42018年S4デュアルコア約18時間心電図(ECG)機能、転倒検知、ディスプレイが大型化。
Apple Watch Series 52019年S5デュアルコア約18時間常時表示ディスプレイ、内蔵コンパスが追加。
Apple Watch Series 62020年S6デュアルコア約18時間血中酸素センサー(SpO2)、高速充電対応。
Apple Watch SE2020年S5デュアルコア約18時間コストパフォーマンス重視モデル、ECG機能などが省略されている。
Apple Watch Series 72021年S7デュアルコア約18時間41mmと45mmサイズ、耐久性向上、IP6X防塵性能。
Apple Watch Series 82022年S8デュアルコア約18時間体温センサー、衝突検出機能、女性健康管理機能が強化。
Apple Watch Ultra2022年S8デュアルコア約36時間(最大60時間)アウトドア向けの強化版、より長いバッテリー寿命、登山やダイビング対応。
Apple Watch Series 92023年S9デュアルコア約18時間Neural Engine搭載、ダブルタップ操作、環境に優しい設計。
Apple Watch Ultra 22023年S9デュアルコア約36時間(最大72時間)Ultraの第2世代、バッテリー寿命がさらに向上、位置追跡の精度も向上。

Apple Watchの詳細

1. Apple Watch Series 0 (初代) – 2015年

  • プロセッサ: S1チップ
  • ディスプレイ: Retinaディスプレイ、Force Touch対応
  • 防水性能: なし
  • センサー: 心拍センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ
  • 特徴: 初代Apple Watchで、iPhoneとの連携を強化したスマートウォッチ。通知、通話、フィットネストラッキングが可能。

2. Apple Watch Series 1 – 2016年

  • プロセッサ: S1Pデュアルコア
  • 防水性能: なし
  • 変更点: 初代と似ているが、プロセッサの性能向上。

3. Apple Watch Series 2 – 2016年

  • プロセッサ: S2デュアルコア
  • 防水性能: 50メートル防水
  • GPS: 内蔵GPS
  • 変更点: 水泳対応の防水性能、GPSの追加、より明るいディスプレイ(1000ニト)。

4. Apple Watch Series 3 – 2017年

  • プロセッサ: S3デュアルコア
  • 通信機能: セルラーモデル登場
  • 変更点: セルラーモデルによりiPhoneなしで通話やメッセージが可能。バッテリー性能の向上。

5. Apple Watch Series 4 – 2018年

  • プロセッサ: S4チップ
  • ディスプレイ: 大型化、エッジが狭くなる
  • センサー: 電気心拍センサー(ECG)、転倒検知
  • 変更点: 40mmと44mmのサイズに変更。ECG機能や転倒検知が新たに搭載。

6. Apple Watch Series 5 – 2019年

  • プロセッサ: S5チップ
  • ディスプレイ: 常時表示のRetinaディスプレイ
  • コンパス: 内蔵コンパス
  • 変更点: 常時表示ディスプレイの追加、コンパス機能により、より正確な位置情報の提供が可能に。

7. Apple Watch Series 6 – 2020年

  • プロセッサ: S6チップ
  • センサー: 血中酸素センサー(SpO2)
  • 充電: 高速充電
  • 変更点: 血中酸素測定機能が追加され、健康管理がさらに強化。充電速度も改善。

8. Apple Watch SE – 2020年

  • プロセッサ: S5チップ
  • ディスプレイ: 常時表示なし
  • 変更点: コストパフォーマンスを重視したモデル。ECG機能などは搭載されていないが、ほぼ最新のフィットネストラッキング機能を持つ。

9. Apple Watch Series 7 – 2021年

  • プロセッサ: S7チップ
  • ディスプレイ: 41mm、45mmの大型ディスプレイ
  • 防塵性能: IP6X防塵対応
  • 変更点: エッジがさらに狭くなり、ディスプレイが大きく改良。高速充電対応。

10. Apple Watch Series 8 – 2022年

  • プロセッサ: S8チップ
  • センサー: 体温センサー
  • 安全機能: 衝突検出機能
  • 変更点: 新たに体温センサーが追加され、女性の健康追跡や周期予測機能が向上。衝突検出により、車の事故時に緊急連絡を自動で行う機能を搭載。

11. Apple Watch Ultra – 2022年

  • プロセッサ: S8チップ
  • ディスプレイ: 49mm大型ディスプレイ
  • バッテリー: 36時間以上
  • 耐久性: チタニウムケース、100m耐水
  • 変更点: アウトドア向けの強化版。耐久性が高く、バッテリー寿命も長く、登山やダイビングにも対応。

12. Apple Watch Series 9 – 2023年

  • プロセッサ: S9チップ(Neural Engine搭載)
  • ジェスチャー操作: ダブルタップ
  • 精密検索: 精密なFind MyでApple製品を探せる
  • 変更点: Neural Engineにより、ジェスチャー操作や音声アシスタントの精度が向上。環境に配慮した設計。

13. Apple Watch Ultra 2 – 2023年

  • プロセッサ: S9チップ(Series 9同様)
  • バッテリー寿命: 最大72時間(低電力モード)
  • 変更点: Ultraの第二世代で、より長いバッテリー寿命と高精度な位置追跡。

2024年に発売されたApple Watch Series 10とApple Watch Ultra 2の比較