
LINE(ライン)でID検索や電話番号検索といった友だち追加機能を利用するには、「年齢確認」を完了し、18歳以上であると認証される必要があります。しかし、機種変更後や格安SIM(MVNO)を利用しているユーザーの中には、「年齢確認ができない」「キャリア認証画面に進めない」といったトラブルに遭遇するケースが少なくありません。
この記事では、LINEの年齢確認が失敗する具体的な原因を3つのパターンに分類し、それぞれの状況に応じた緊急対策と解決手順を詳しく解説します。特に格安SIM利用者が取るべき対策もご紹介。問題を解決し、ID検索機能をスムーズに使えるようにしましょう。
LINE 年齢確認ができない主な原因
LINEの年齢確認が正常に完了しない原因は、主に「契約情報・キャリアの問題」「通信・アプリの問題」「情報入力の問題」の3つに分類されます。
1. 契約情報・キャリアの問題(最も多い原因)
| 原因 | 詳細 |
| 格安SIM/MVNOの利用 | 一部の格安SIM(MVNO)は、LINEが利用するキャリアの年齢認証システムに対応していないため、年齢確認自体ができない。 |
| キャリアの通信制限 | 年齢確認は通信キャリア側のシステムを利用するため、Wi-Fi接続時など、キャリアの通信網を利用していない状態では認証ができない場合がある。 |
| キャリアの契約情報の不一致 | LINEに登録された電話番号とキャリア側の契約名義や生年月日が一致しない、または契約情報が古い。 |
| SIMロック解除直後 | SIMロック解除後やキャリア変更直後で、キャリア側のシステムがまだ認証情報に対応できていない。 |
2. 通信・アプリの問題
| 原因 | 詳細 |
| 通信環境の不安定 | 年齢認証システムに接続中に通信が途切れるなど、不安定な状態にある。 |
| アプリのキャッシュ破損 | アプリ内に蓄積されたデータ(キャッシュ)が破損し、認証画面への遷移やデータ送信を妨げている。 |
| アプリのバージョンが古い | 最新の認証システムに対応できていない古いバージョンのLINEアプリを使用している。 |
3. 情報入力の問題
| 原因 | 詳細 |
| 年齢の不一致 | LINEに設定されている生年月日と、キャリア側に登録されている契約者の生年月日が異なっている。 |
| 未成年者 | 契約者が18歳未満である場合、保護者同意の有無に関わらず、ID検索は利用できない。 |
緊急対策:年齢確認できない時の対処手順
以下の手順を上から順番に試していきます。特に格安SIMユーザーは代替手段を確認してください。
ステップ1:基本的なリフレッシュと再試行
- アプリの強制終了・再起動
- LINEアプリを完全に終了し、端末を再起動する。
- アプリのアップデート
- App Store/Google PlayストアでLINEアプリが最新バージョンか確認し、更新する。
- キャッシュのクリア
- LINEの「ホーム」 → 「設定」 → 「トーク」 → 「データの削除」へ移動し、「キャッシュ」のみを削除する。
ステップ2:キャリア認証環境の整備
- Wi-Fiを切り、モバイルデータ通信で試す
- 年齢確認はキャリアの通信網で行われるため、Wi-Fiをオフにし、モバイルデータ通信(4G/5G)のみで再試行する。
- キャリアの契約情報を確認
- 利用中のキャリア(docomo, au, SoftBankなど)のマイページで、登録されている生年月日や名義が正しいか、契約情報が最新かを確認する。
ステップ3:格安SIMユーザーの代替手段
- 格安SIMのサポートを確認:
- 利用中の格安SIM事業者が、年齢確認の代替手段を提供していないか、または特定の認証方法(例:LINEモバイル、楽天モバイルなど)があるか確認する。
- ※ 大半の格安SIMでは、キャリア経由の年齢確認ができないため、ID検索は利用できません。
ステップ4:最終的な対処
- 運営への問い合わせ: 上記すべてを試しても解決しない場合は、LINEの「問題報告フォーム」から端末情報と状況を詳細に説明して問い合わせる。
予防策:スムーズな年齢確認のための習慣
- 正確な情報登録:
- LINEアカウントの生年月日情報と、携帯電話の契約情報を常に一致させておく。
- アカウント作成時の認証:
- 新規アカウントを作成する際は、できるだけ早い段階で年齢確認を完了させておく。
- 代替手段の周知:
- 格安SIMなどでID検索が使えない可能性が高い場合は、友だち追加に「QRコード」や「招待URL」を使うことを周知しておく。
これらの対策を行うことで、LINEの年齢確認問題を迅速に解決し、ID検索機能を利用できるようになります。
