
OTC治療薬とは?
OTC(Over The Counter)治療薬とは、医師の処方箋(処方薬)なしで、薬局・ドラッグストアイルで自分で購入できる医薬品のことです。 日本では「一般用医薬品」と呼ばれています。OTC薬の分類(日本独自のリスク別分類)2025年現在、日本ではリスクの高さに応じて以下のように4分類されています(薬剤師・登録販売者の対応が異なる)。
| 分類 | リスク度 | 購入時の対応 | 主な例 | ネット販売 |
|---|---|---|---|---|
| 第1類医薬品 | 高い | 薬剤師が書面で情報提供必須 | ロキソニンS、ガスター10、H2ブロッカーなど | 可 |
| 第2類医薬品 | 中 | 薬剤師・登録販売者が努力義務で説明 | バファリンEX、ムコスタ点眼液、パブロンゴールドなど | 可 |
| 指定第2類医薬品 | 中(特に注意) | 第2類の中でも特に注意が必要なもの(購入時に薬剤師・登録販売者と対面必須) | ニコチンガム、禁煙パッチ、一部の風邪薬の一部 | 不可 |
| 第3類医薬品 | 低い | 特に義務なし | ビタミン剤、整腸剤、第3類スイッチOTCなど | 可 |
主なOTC治療薬のカテゴリーと代表例(2025年時点)
| 症状・用途 | 代表的なOTC薬(ブランド名) | 主成分例 |
|---|---|---|
| 頭痛・生理痛・発熱 | ロキソニンS、バファリンEX、リングルアイビーS、タイレノールA | ロキソプロフェン、イブプロフェン、アセトアミノフェン |
| 総合風邪薬 | パブロンゴールドA、ベンザブロックL/S、ルルアタックEX | 複数成分配合 |
| 鼻水・鼻づまり | ストナリニZ、ナザールスプレー、アレグラFX(医療用→OTC化) | プソイドエフェドリン、フェキソフェナジン |
| 咳・痰 | アネオレスタン、ムコソレート、ペラックT、エスエスブロン | デキストロメトルファン、カルボシステイン |
| 胃腸(胃もたれ・胸やけ) | ガスター10、太田胃散、大正漢方胃腸薬、キャベジンコーワα | ファモチジン、テプレノン |
| 下痢 | ロペミン、正露丸、ストッパ下痢止めEX | ロペラミド、木クレオソート |
| 便秘 | コーラック、ビューラック、スルーラック | ビサコジル、酸化マグネシウム |
| 酔い止め | アネロン「ニスキャップ」、トラベルミン、ドリエル | メクリジン、ジフェンヒドラミン |
| 花粉症・アレルギー | アレグラFX、アレジオン20、クラリチンEX | フェキソフェナジン、エピナスチン |
| 水虫・たむし | イトリゾール軟膏、ブテナフィン(ラミシル)、エクシブ | テルビナフィン、クロトリマゾール |
| 湿疹・かゆみ | ムヒアルファEX、メンソレータムAD、フルコートf | ステロイド、クロタミトン |
| 目薬(疲れ目・アレルギー) | ロートV40、スマイル40プレミアム、マイティアCL | ビタミンA、クロモグリク酸Na |
スイッチOTC(最近処方薬からOTCになった主な薬)
近年、医療用からOTCに切り替わった(スイッチOTC)薬が増えています。
- ロキソプロフェン(ロキソニンS)→2011年
- ファモチジン(ガスター10)→2017年 -フェキソフェナジン(アレグラFX)→2019年 -アシクロビル軟膏(アクチビア軟膏)→2022年(口唇ヘルペス) -ミノキスタット(イブプロフェン+アセトアミノフェン)→2023年 -オキサロール軟膏(乾癬治療薬)→2024年 -レボフロキサシン点眼液(クラビット相当)→2025年予定
OTC薬を使うときの注意点
- 用法・用量は必ず守る(特に子供・高齢者は減量が必要な場合あり)
- 2週間以上同じ症状が続く場合は医師に相談
- 妊娠中・授乳中は薬剤師に必ず相談
- 他の薬との飲み合わせに注意(特に第1類・第2類)
- 副作用が出たらすぐに使用を中止して薬剤師・医師へ
